2007年6月26日火曜日

地上げ屋を知る2

地上げ屋への恐怖心を無くすには、地上げ屋とはどんな連中かを更に理解しましょう。
実録!示談ビジネス (文庫)
宝島社 (2001/07)
http://www.amazon.co.jp/実録-示談ビジネス-柳原-三佳/dp/4796623337/ref=sr_1_2/503-3771591-0002334?ie=UTF8&s=books&qid=1182845783&sr=8-2
を推奨します。
この本でも、誠実な地上げ屋の方が腕の良い地上げ屋であることが分かります。
残念ながら、質の悪い地上げ屋に当たった場合は、すぐに警察に通報しましょう。

2007年6月22日金曜日

地上げ屋を知る1

大変ご無沙汰致しました段、お許し下さい。まだまだ続きます。さて、地上げ屋というだけで恐れを抱く方が多いようです。そこで、地上げ屋とは何かを知る為に、地上げ屋—突破者それから (文庫)宮崎 学 (著) 幻冬舎
http://www.amazon.co.jp/地上げ屋―突ç

をご一読下さい。地上げ屋という観点ではなく、バブルの熱い時代に何が起きていたかを知る為に読むのでも相当面白い本です。バブルの時の話ですので、地上げ屋の性質は、今よりもかなり過激なはずです。それでも、腕の良い地上げ屋は、人を脅したりせず、むしろ誠意、誠意で話をするようです。とにかく、地上げ屋は、あきれるくらい粘り強いですね。金の為にここまで頑張れるというのはかえって微笑ましいくらいです。もし地上げ屋が暴力団まがいのことをしたらどうするの?と思うかもしれませんが、そうなれば警察に電話すれば済むだけの話です。何も知らずに怖がるのは意味がありません。まず相手の事を知りましょう。
知らないと怖い事でも、知れば怖くなくなるものです。
柳の木の下に何があるのか分からないから怖くなるのなら、懐中電灯で照らせば良いのです。

2007年2月28日水曜日

供託すべき時

もし新オーナーが偽物だったら、家賃を旧オーナーに払うしかありません。しかし、その場合でも家賃を払い続けなければ、賃借人は住む権利を失ってしまいます。その場合は、家賃を法務局に「供託」する必要があります。その手続については、http://www.moj.go.jp/MINJI/minji07.htmlをご覧下さい。また、新オーナーが本物でも、契約更新を拒否し、家賃の受取を拒否する場合があります。目的は、賃借人が家賃を支払う事ができない状態を作り出す事によって、賃借人を追い出す口実作ることです。よって、この場合も、賃借人は、家賃を法務局に「供託」する必要があります。くどいようですが、相手が受け取らないからといって家賃の支払を止める事を決してしないように。相手の思うつぼです。

2007年2月6日火曜日

本当に新オーナー?

立ち退き要求は、元々のオーナーからなされる場合もありますが、元々のオーナーが何らかの事情でマンションを他の個人あるいは法人に譲渡した場合、新しいオーナーからなされる場合もあります。
誠意のあるオーナーの場合には、新オーナーに同行して賃借人をまわり、「今度、この方がオーナーになりますので宜しく」とやったり、新しいオーナーに物件を譲渡するが宜しいか、と同意を求める文章を送ってきたりします。
このようにしない場合、オーナーも新オーナーも余り誠意がない人達である可能性が高まります。
賃借人としては、オーナーや新オーナーが誠意のある対応をしない場合、新オーナーと称する者が本当に新オーナーなのか疑う必要があります。
もしかすると詐欺師が新オーナーになりすまし、家賃をここに振り込めと言って振り込ませた後、逃げてしまうかもしれません。
そうなれば、賃借人は家賃を払ったことにならないのですから、後々面倒なことになります。
従って、賃借人は、新オーナーと称する者に対し、新オーナーであることを書面で証明せよ、と要求すべきです。
譲渡契約書や会社の登記簿など証明するための書面は色々あるはずです。
この手の書類を偽造すると私文書偽造罪にあたりますから、万一、偽造していたとしても書面を出させておけば、証拠は賃借人の手元にあることになります。
とにかく、何でもかんでも、口頭ではなく、書面を出させることが重要です。

2007年1月30日火曜日

一人で地上げ屋と闘うか団結して地上げ屋と闘うか

賃貸住宅の場合、住人同士面識があることは少ないので、どうしても一人で地上げ屋と闘うことになりがちです。一人で闘う場合のメリットは、
1.住人同士の利害を調整する必要がないので、自分の思い通りに交渉できる。
2.地上げ屋が立ち退き料の予算枠を持っている場合、粘りに粘れば予算枠の範囲で良い条件を引き出すことができる。悪い言い方をすると、独り占めですね。
デメリットは、
1.地上げ屋の嫌がらせを一身に浴びる。地上げ屋は、住人が団結せずバラバラに行動するのを歓迎します。住人を個別撃破するのです。そのため、精神的負担は大きく、地上げ屋が予算の枠を使い切らないうちに、妥協したくなるかもしれません。特に、最期の一世帯になった場合には、人によっては心理的な負担が大きくなることがあります。それこそが地上げ屋の狙いです。ただ、腹をくくってしまえば、どうということはありません。私も最期の一世帯ですが、慣れてしまえば、快適な生活になります。マンションにありがちな生活音がゼロですので静かに生活できますし、友人を呼んで酒宴を催して大騒ぎしても誰にも迷惑をかけることはありません。
2.地上げ屋が他の住人に何を言っているのかの情報が入手できないので、地上げ屋との交渉戦略が立てにくい。地上げ屋はそれぞれの住人に別々なことを言っていることがあります。書面に残した場合ですら、地上げ屋の言い分を真に受けることは危険です。地上げ屋との交渉の際は、性善説ではなく、性悪説を前提とするのが安全と思われます。
3.交渉代理人に対する報酬を一人で全額負担しなければならない。団結すれば、頭割りです。
住人が団結する場合のメリットデメリットは、この逆です。
どちらが良いかを良く考えて、団結する場合には、早めに他の住人に呼びかけると良いでしょう。さもなくば、地上げ屋は、ものすごい勢いで全世帯を回って住人を言いくるめてしまい、選択の余地なく、一人で闘うことになります。

2007年1月23日火曜日

交渉代理人としての弁護士

地上げ屋と交渉する際の代理人として弁護士を立てるのはどうでしょうか。
弁護士によって色々でしょうが、不動産業界関係者から伺った話では、以下の二つのことに気をつける必要がありそうです。
1.地上げ屋による賃借人への嫌がらせを止める力のある弁護士は少ない。地上げ屋の嫌がらせはリングサイドでの出来事であり、弁護士の仕事はリングの上で行われるからである。
2.地上げ屋の顧問弁護士が自分の弁護士人脈を辿り、賃借人の代理人の弁護士に対して速やかに案件から手を引くよう働きかけることがある。実際、地上げ案件は弁護士にとって大した儲けにならないため、気合は入りにくいようだ。

2007年1月16日火曜日

嫌がらせへの対処

立ち退き要求は、普通は、地上げ屋が行います。黒幕は出てきません。百戦錬磨の彼らは、刑法に反しない範囲で様々な嫌がらせを行います。例としては、
1.頻繁に自宅や職場に電話してくる。
2.マンションの管理をいい加減におこなう。住人が文句を言っても、すぐに対応してくれない。
3.リフォームと称して上下左右の部屋で工事を行い、大きな騒音を撒き散らす。
4.自室の上の階の水道をわざと破裂させる。
5.怪しげな住人を隣の部屋に住まわせる。
などです。
自分一人、あるいは一世帯で戦っていると、このような嫌がらせを受けやすいようです。
そこで、
1.住人同士で団結する。
2.借地借家人組合や生協住宅などの組織に代理人を依頼し、交渉の窓口になってもらう。ただし、闘い方の方針は、代理人と相談の上であなたが決めて、代理人に実行してもらわなければなりません。完全に丸投げしてしまうと、方針が迷走して、あらぬ方向に行く場合があります。きっちりグリップを利かせることが重要です。
などの方法が有効な場合があります。
ただ、住人同士で団結する場合、互いの利害関係を一致させないと、地上げ屋に付け込む隙を与えることになります。よって、住人同士でよくよく話し合うことが必要と思われます。もちろん、1と2を組み合わせて、住人同士が団結した上で代理人を立てる、方法も考えられます。